平均寿命世界36位の米国、長生きしない理由は「喫煙」 [海外ニュース]

[ワシントン 25日]

米学術研究会議(NRC)は25日、米国人が日本人やフランス人に比べて平均寿命が短いのは、喫煙が主な要因になっているとの研究結果を発表した。

研究チームは「肥満や食習慣、運動、経済格差といった喫煙以外の要因も、他国との平均寿命の差に影響している」とも指摘している。

これまで多くの専門家が、他国より多額の費用を健康維持にかけている先進国米国の平均寿命が、他国に比べ高くない理由について研究を行ってきた。

南カルフォルニア大の老人学の学者らは、その理由を探るため死亡原因を研究。
その結果、受動喫煙を含む喫煙が主な死亡原因の一つとなっており、女性の寿命格差にも大きく影響しているとみられるとした。

また「50年前、米国では欧州や日本に比べ、喫煙の習慣は全国的にかなり広がっていた。
米国人の多くがヘビースモーカーだった。
(喫煙率が低下した)今でもこの習慣が死亡率を高めている」と説明している。

NRCによると、50年前に40%以上だった喫煙率は現在20%に低下しているという。

国連が発表した平均寿命ランキングでは、日本が83歳で世界一。
米国は78.3歳で36位にランクしており、欧州各国や韓国、チリよりも下位で、キューバをも若干下回っている。



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