「不衛生な水」を飲んでいる農村人口は1億人 [中国ニュース]

中国の農村部では1億人を超える人たちが「不衛生な水」を飲んでいる状況であることが、中国水利部と世界自然保護基金(WWF)が発表した報告で明らかになった。第一財経日報が伝えた。


中国水利部、中国農業大学などから集められた約20人の専門家チームが調査した結果をまとめたもの。農村部の飲用水の安全に関する報告は、中国で初めてとなる。報告によると、中国農村部で飲用水の水源の汚染が深刻さを増しており、安全性が保たれていない状態。その原因は、地元企業の廃水垂れ流しや化学肥料と農薬の過度の使用だと指摘された。


水利部農水司によると、2005年時点で、中国農村部で「不衛生な水」を飲んでいる人は約3億2300万人。うち9084万人に何らかの支障が生じていた。2006年~2010年、中国政府は農村の2億2000万人の飲用水の安全問題を解決したとしているが、今回の報告で、いまだに1億を超える人たちが「不衛生な水」を飲むしかない状況にさらされていることが明らかになった。




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